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穀雨をむかえました♪

スタッフブログ季節の話

こんにちは、たくみ養心堂のワダです。

今日は季節のお話をしたいと思います。

暦では二十四節気の穀雨(こくう)をむかえました。


二十四節気とは太陽の運行を基準にして1年を24等分し、約15日ごとに分けた季節のことで、中国の華北地域の気候が元になっています。


二十四節気 穀雨(こくう)4月20日~5月6日


穀雨(こくう)は、その字が示すように、たくさんの穀物をうるおす春の雨が降る頃のことです。穀物に限らず春にまいた種にとって恵の雨となります。


穀雨の終わりには、夏の始まりを告げる八十八夜が訪れます。桜は終わってしまいましたが、チューリップやぼたんの花が咲き、ウグイスが鳴く、気持ちのよい季節です。 また、4月17日には春の土用(どよう)に入りました。


土用とは五行に由来する暦の雑節で、立春・立夏・立秋・立冬・の18日前の期間とされています。うなぎを食べる夏の土用の丑(うし)の日が有名ですが、土用はすべての季節のかわり目にあります。


五行では各季節に深く関係する臓器があるとされています。春は「肝」の臓、夏は「心」の臓、季節の変わり目は「脾」の臓、秋は「肺」の臓、冬は「腎」の臓が深く関係しています。


土用は季節の変わりめですから、「脾」の臓が深く関係しています。 東洋医学において「脾」の臓は、消化吸収と大きな関係があるとされています。


本来であれば、「脾」の臓がもっとも活発に働く期間なのですが「脾」の臓の働きが悪い方にとっては胃腸症状が起こりやすい期間となります。


「脾」の臓は「湿」を嫌うという性質があります。そのため「脾」の臓が弱い方は、雨の日により顕著に体のしんどさを感じます。心当たりのある方は暴飲暴食をさけ、生もの、冷たいもの、甘いもの、脂っこいものを控えましょう。


また、土用は土をつかさどる神様である土公神(どこうじん)が支配する期間です。 土公神は季節によって移動するとされており、春は「かまど」、夏は「門」、秋は「井戸」、冬は「庭」にいるとされています。この期間は土をいじることを慎むべきとされおり、穴を掘る、家を建てるなどは、土の神様の居場所を荒らすことになるのでよくないといわれています。

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