ラファエロの間
5月12日
昨日のヴァチカン美術館の話で僕が観に行ったもう1つの絵は、
ラファエロ・サンティの「アテネの学堂」で、
古代ギリシャ・ローマ・エジプトの哲学者・数学者・天文学者・
教祖・神たちが一堂に会している様子を書いているんです。
日本人の僕たちでもソクラテスやピタゴラス、
アポロンやアテナくらいの名前は聞いたことがあるんじゃないですかね😅
中心にプラトンとアリストテレスが対話する様子が描かれていて、
彼らの思想的な対立を象徴している絵に惹かれました。
プラトンはアカデメイア派を創設して
「イデアや理念に基づく抽象的な哲学を提唱し、彼の右手は上方を指し示して、
神聖なイデアへの探求を象徴していると言われている。
一方のアリストテレスはリュケイオン派を設立して、
経験と観察に基づく実証的なアプローチを追求し、彼の右手は地に向かっていて、
物質的・現実的な方への深い興味を示していると言われていて、
両者の間には理念と現実、抽象と具体についての議論がなされ、
周りの人達もこれを聞きながら学んだり議論したりしている絵なのです。
僕はこの絵にとても惹かれて30年前にヴァチカンへ観に行きました。
ミーハーにもポスターまで買って来ました😅
この絵の両者から・・・プラトン:美や正義などの抽象的な概念は
イデアに存在しているんだよ。
アリストテレス:いいえ師匠、ここに現実があると思います。ここです!
と言う様な理想と現実を議論する声が聞こえて来るようです😁
絵はブログに載せていいのか分からないから、自分で検索してね(≧▽≦)